ドラえもん映画2020 『映画ドラえもん のびたの新恐竜』 感想
この映画は現時点で、新ドラえもん映画の最高傑作と呼べると思います 。
終始鳥肌が止まらず、全てが終わった後にはまるで初めてASMRを聞いた時のような、
心地いい余韻を味わうことができました。ではまずあらすじから。
【あらすじ】
ある日、恐竜の化石展示会へと足を運んだのび太たち。
そこで、化石発掘コーナーに参加し、なかなか掘れずに悔しさから実際の恐竜をジャイアンたちに見せることを宣言してしまう。
そしてのび太があるものを発見するのだが…
【感想】
ドラえもんの映画はどの映画も基本序盤の導入は最高なのですが、中盤、終盤以降はかなりダレる傾向にあることが多いです。
ですが、この映画は序盤、中盤、終盤全てにおいて隙がなく、常に楽しい気持ちで見ることができます。
また、作画やアニメーションも素晴らしいと思います!
特に夜のシーンの影のリアリティ溢れる濃淡の付け方や、OPのダイナミックな映像、いろんな視点からの風景…
映画ドラえもんの作画や映像は年々進化しているのは分かっていましたがまさかこれほどのものがくるとはおもわず興奮が収まりませんでした!
もう一つ、これは映画館でみた影響もあると思いますが、音。
立体音響っていうんですかね、ドラえもんの世界に僕が入ったのでなくドラえもんがこっちの世界に来るような感覚にまで陥いさせられました。主題歌の曲はアニメで耳にタコが出来るぐらい聴いていましたが、改めて映画館で聴くとぬわっ!ってなります!
ぶっちゃけ今年の主題歌ビミョーだなーとか思っちゃってたんですけどもうスピンスピンスピン!ですよほんと
映像音楽は文句なしの
★★★★★
ですっ!
ストーリーについてもネタバレにならない程度に大まかに特徴だけ触っていきます。
この作品は新作としてもリメイクとしても素晴らしく、僕が前回レビューしたのびたと恐竜をベースに様々な変更点がありました。そこがよく出ているなと思った序盤のシーンが、14年前での作品でもあった恐竜を育てるシーン。
一番違うのは"2匹"であることですね。
2匹であると、やはり比較されます。
基本は前作と同じ育て方なのですが、その2匹いることで生き物を育てる大変な面が強調されているように感じました。
今までのドラえもんは生き物を育てる良い側面ばかりだったので、ここを単純にしないことでよりストーリーに深みが出たと思います。僕的には良い変更点だと思いました。
中盤はなんやかんやあって恐竜の時代を探検するわけなんですが、これもよかったです!
前作ではこの探検シーンはほぼダイジェストになっていて、少し不満点でもあったのですが今作ではそのこのがほぼなく、ガッツリとあります!
ただ垂れ流すだけでは大魔境のように少し飽きてしまいますが、かなり面白いひみつ道具の使い方をしていて、かなりワクワクさせられる場所を探検していたので飽きずにみれました。
そしてなにより恐竜がCGになっています!
こういったアニメでCGを出すことは違和感が出来てしまい不評になることもありますが、この映画はすべてがCGというわけではなく恐竜の中でも一部は普通の作画になっていたので使い分けをしっかりしていたし、それによって出る迫力は本物でした!
みていてほんとにドキドキさせられます。ぜひみてください。
あと、この辺でドラえもんをよく見ている人ならわかるファンサービスシーンがあります!僕はとても感動しました、みてください。
それにその他にも名シーンが多いです、本当にみてください。
終盤は伏線回収がとにかく凄いと思いました!
ドラえもんの映画の終盤って全体的にかなりグダグダになるかよくわからなくなることが結構あるんですけど怒涛のスムーズな伏線回収のおかげでそこまで時間もかかっていなかったし、ストーリーとして一番いい終わり方をしたと思っております。普通に神シーンなので是非。
大分さっくり書きましたがこんな感じですね!
現状では中々外出するのは敬遠されがちですが、これはぜひ劇場でみるべき作品だと思います!
これは僕のところでの話ですが、観覧席には仕切りがありますし、今はかなり公開から時間も立っているので人も少なく、またcmにもある通り換気もしっかりしているそうなので問題ないかと思います!
最近ドラえもんの誕生日スペシャルでのび太の恐竜を取り上げたこともあり(かなりアニメ風でしたが)今、ドラえもんで最もアツい作品だと思います!
これを機に是非劇場にあしを運んでみめください!
それでは。